花火大会の有料観覧席とは?気になる相場や利用するメリット・デメリットを解説

おーわ
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花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。

これまでの花火大会は無料で観覧できるのが一般的でしたが、さまざまな事情から有料観覧席を設ける大会が増加傾向にあります。

そんな花火大会の有料観覧席の相場はどの程度で、利用するにあたってどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

本記事では花火大会を有料観覧席の概要と、気になる相場や利用するメリット・デメリットなどについてなるべく分かりやすく解説していきます。

花火大会の有料観覧席とは

花火大会の有料観覧席は一般市民が協賛金を支払うと利用できる観覧席をいいます。

一般的に花火大会はさまざまな方から集めた協賛金を元手に、材料費や人件費などを捻出して成立しています。

このあたりはドラゴンボールの主人公・孫悟空が使う元気玉を想像していただくと、分かりやすいかなと思います。

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詳細は後述しますが、昨今は協賛金を一般市民から集める花火大会が増加傾向にあります。

とはいえ、一方的に一般市民に負担していただくだけでは賛同は得られないため、その見返りとして花火の観覧におおよそ適した席をリターンとして提供しています。

花火大会の有料観覧席は、大会に協賛していただいた一般市民に対するご褒美の一種なんだと認識していただければよろしいかなと思います。

花火大会の有料観覧席はなぜ増えているのか

花火大会で有料観覧席の導入が増えている主な理由として、大会を持続するための収益源の確保が挙げられます。

これまでの花火大会の協賛金は企業をはじめとする大口の協賛者や地方自治体の税金がベースとなっていました。

観覧席についても協賛金で賄われていたため、一般人は基本的に無料で見ることができていました。

しかしながら、近年では花火そのものの価格、会場周辺の警備費や設備費などの高騰により、上記の費用だけでは賄いきれなくなりつつあります。

特に花火に欠かせない火薬の価格高騰は凄まじく、帝国データバンクが発表した「2023年「主要花火大会」 有料席導入・価格調査」によると、2023年には過去15年間の平均価格のおよそ50%増に…。

ロシアのウクライナ侵攻の影響を受け、原料となる火薬類が大幅に値上がりした2022年(2200 円/kg)に比べると価格は低下したものの、依然として高止まりが続いている状況です。

当然、協賛金得られなければ花火大会は開催できなくなってしまうわけですから、何らかの増収策が求められます。

そこで、一般市民に花火を存分に楽しめる場所を提供するのと引き換えに、ちょっとずつ協賛金を集めるべく、各大会において有料観覧席の導入が進められているのです。

花火大会における有料観覧席の相場

帝国データバンクが発表した「2023年「主要花火大会」 有料席導入・価格調査」によると、2023年7〜9月に開催された動員観客数が10万人以上の106大会における相場は以下の通り。

  • 最安値相場:¥4,768
  • 最高値相場:¥28,023

価格帯については主催者によって大きく変わり、自治体主導(観光協会など)の大会では比較的安価に設定される反面、民間主導の大会では相場より高めに設定される傾向にあります。

席種による差もあり、特に三脚利用者向けのカメラマン席については一人当たりの占有面積が大きくなるため、一般的な相場よりも高めに設定される傾向にあります。

個人的な見解になりますが、三脚を利用して撮影する層は高価なカメラを持っているので経済的に豊かだろうという点も考慮されているとみられます。

また、ここ最近は富裕層向けの超高額観覧席が設けられるケースも一部大会で見られます。

現状、花火大会の有料観覧席における最低相場は概ね¥5,000程度だと思っていただくとよろしいかなと思います。

花火大会を有料観覧席で見るメリットとデメリット

花火大会における有料観覧席についてざっくり把握していただいたところで、実際に利用するにあたってはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

有料観覧席で見るメリット

有料観覧席から見る花火の様子(赤川花火大会)

花火大会を有料観覧席で見るメリットとして、以下の3点が挙げられます。

  • 花火が綺麗に見える
  • 音響設備が整っている
  • 場所取りの手間が省ける
  • 椅子やシートがあらかじめ用意されている
  • 治安が良い傾向にある

たいていの場合、花火大会の有料観覧席は花火との距離が近いかつ綺麗に見えるところに設けられます。

特に幅のあるスターマインは花火と観覧場所の位置関係によって見え方が大きく変わり、有料観覧席と無料観覧席でその見え方に大きな差が生じるケースが多々あります。

近年の花火大会はミュージックスターマインといった音楽と花火のシンクロが増えつつありますが、基本的に音響設備が整っている有料観覧席の方が楽しめる傾向にあります。

また、有料観覧席はあらかじめ座席やエリアが指定されているのが基本となっているため、事前の場所取りに参戦する時間的・精神的な煩わしさがあまりないのも嬉しいところ。

さらにあらかじめ椅子やシートが設けられていることも多く、持ち物を減らせるのもメリットの一つと言えるでしょう。

パイプ椅子による有料観覧席の例(にし阿波の花火)
パイプ椅子+テーブルによる有料観覧席の例(ぎおん柏崎まつり海の大花火大会)

エリアのみ指定されていて、ご自身でビニールシートや椅子を持参する必要がある大会もあります。

そしてこれは個人的な所感になりますが、金銭的な負担が一種のフィルターとして機能するためか、無料観覧席と比較して治安が良い傾向にあります。

花火を最高の形でのんびりかつ存分に楽しめるのが有料観覧席における何よりのメリットです。

有料観覧席で見るデメリット

一方で花火大会を有料観覧席で見るデメリットとしては以下の5点が挙げられます。

  • 経済的な負担が大きい
  • 大会によってはハズレ席がある
  • 座席の指定は基本的にできない
  • 天候によるリスクがある
  • 払い戻しは原則中止時のみ

当たり前っちゃ当たり前ですが、無料観覧席と比較すると金銭的な負担が増加します。

特に自治体主導で開催される花火大会の場合、当該地域に住む市民にとっては実質的に二重の負担(税金+チケット代)を強いられる形となります。

市民への負担を軽減もしくは優遇(先行販売など)する措置が取られている花火大会もあります。

また、遠方から花火大会へ向かう場合はチケット代に加え、交通費や宿泊費なども上乗せされてきますので、その負担はなかなかのものになります。

で、お金を払うなら必ず良席が得られるかというとそうでもなく、ハズレ席に当たる可能性が少なからずあるのも厄介なところです。

たいていの有料観覧席は花火との距離が近いかつ綺麗に見える場所へ設けられると述べましたが、一部これに当てはまらないケースがあります。

例えば長岡まつり大花火大会の有料観覧席の一つにベンチ席がありますが、河川敷のかなり広範囲に渡って設定されるため、同じ席種なのにも関わらず花火の見え方に大きな差が生じます。

長岡まつり大花火大会の有料観覧席「ベンチ席」から見たスターマイン(長生橋寄り)
長岡まつり大花火大会の有料観覧席「ベンチ席」から見たスターマイン(大手大橋寄り)

特に2枚目の写真を見ていただくと、無料観覧席と遜色ない見え方をしているのが見て取れるかと思います。

こうした事態は座席を自分で指定できれば避けられそうに思えますが、残念ながらたいていの花火大会において座席の指定は不可となっています。

モビリティリゾートもてぎ花火の祭典など一部の大会では座席の指定が可能です。

さらに花火大会は屋外で開催されるイベントがゆえ、天候によるリスクはどうしても避けられません。

特に雨(雪)や風向・風量の影響は大きく、条件次第では花火がほとんど見えないなんてことも…。

天候の影響で花火が見えなかった例

上記のように花火がぜんぜん見えなかったとしても、荒天などやむを得ない事情で中止にならない限りチケット代の払い戻しが原則行われないのも厄介なポイントです。

歴史的に多くの花火大会が無料で観覧できたゆえの側面もあると思われますが、やはり金銭的、心理的ハードルが高くなるのが辛いところでしょうか。

まとめ

本記事では花火大会における有料観覧席の概要、利用するメリットとデメリットなどについて紹介してまいりました。

有料観覧席は大会に協賛した一般市民への見返りとして提供される席で、大会を持続するための収益源の確保の観点から、近年は各所で導入が進む傾向にあります。

場所取りなどによる労力を大幅に減らして花火を存分に楽しめるのがメリットな反面、経済的な負担や天候によるリスクがデメリットとして挙げられます。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

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おーわ
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花火系散歩屋
花火系散歩屋。関東地方を中心に年間20〜50回の花火を観覧・撮影しながら、各種メディア(SNS、ブログ)を通じて花火の様子をお届けしています。
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