高崎HANABIコンクールとは?見どころや観覧スポットをざっくり解説

花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。
日本各地では一年間を通じてどこかしらで花火が打ち上がりますが、その一つに高崎HANABIコンクールがあります。
さて、そんな高崎HANABIコンクールはいつ開催され、どのような花火が打ち上がるのか気になる方も少なからずいらっしゃるかと思います。
本記事では主に高崎HANABIコンクールを初めてご覧になる方向けに、概要や見どころなどについてまとめてみました。
高崎HANABIコンクールについて
高崎HANABIコンクールは群馬県高崎市で開催される花火競技大会で、概要は以下の通りです。
開催時期 | 2023年3月4日 18:15〜19:30 |
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場所 | 道の駅くらぶち小栗の里(高崎市役所 倉淵支所) |
打ち上げ数 | 調査中 |
最大号数 | 7号玉 |
担当煙火店 | 菊屋小幡花火店および競技会参加複数社(第1回大会は20社) |
無料観覧席 | あり |
有料観覧席 | なし |
三脚利用 | 可能 |
Webサイト | 高崎HANABIコンクール|高崎市 |
広報高崎(令和5年2月1日号)によると、第4回大会は2023年3月4日に開催されるとのことです。
40歳以下の若手花火師さんが作品を披露する場として、2020年に新設されました。
サッカーの国際試合でいうところの「U-40花火競技大会」といったところでしょうか。
高崎HANABIコンクールの見どころ
高崎HANABIコンクールの見どころはざっくり以下の4つとなります。
- 若手花火師が創る花火作品を堪能できる
- 迫力あるオープニング・エンディング花火を楽しめる
- 表彰式に参加できる
「花火コンクール」という名にもあるようにメインはあくまでも花火競技ですが、競技の前後に打ち上げられる余興の花火も見応えがあります。
加えて、花火競技会としては珍しい取り組みが行われているのも面白いところです。
若手花火師が創る花火作品を堪能できる
最大の見どころは何といっても若手花火師が創り上げる花火作品を堪能できる点です。
高崎HANABIコンクールにおける花火競技は、制限時間1分以内という限られた時間の中でいかに美しく、そしてテーマに即した表現ができているかで競われます。

夜空に煌めく生命の曼陀羅(北日本花火興業/2020年)

怪火~不知火~(伊那火工堀内煙火店/2020年)
若手花火師さんたちによる卓越した技術力と表現力が光る花火作品は見逃せません。
また、高崎HANABIコンクールでは作品名と煙火店さんの関係が伏せられた、いわゆるブラインド方式が採用されています。
おそらく審査における公平性を期すための取り組みかと思われますが、これが全国花火競技大会や土浦全国花火競技大会などにはない面白さだったりします。
迫力あるオープニング・エンディング花火を楽しめる
高崎HANABIコンクールでは若手花火師さんたちによる競技がメインですが、オープニング花火とエンディング花火も見どころです。
打ち上げを担当するのは全国花火競技大会で内閣総理大臣賞などを受賞した実績のある菊屋小幡花火店さんで、オープニング花火では幅200m、エンディング花火では幅400mのスターマインを見ることができます。

オープニング花火(2021年)

エンディング花火(2020年)
日本屈指の煙火店さんによる豪華なスターマインが見られるのは嬉しいところです。
表彰式に参加できる
高崎HANABIコンクールの面白い見どころとして、大会終了後に表彰式が見られるという点が挙げられます。
多くの花火競技大会における表彰式は大会翌日以降に関係者のみで行われることが多いですが、高崎HANABIコンクールでは大会当日に行われます。
しかも、表彰式の様子は一般の観覧客も見ることができます。
普段なかなか見られない花火師さんたちの様子を拝めるのはとても貴重です。
高崎HANABIコンクールの観覧スポット
広報高崎(令和5年2月1日号)によると、第4回大会(2023年3月4日開催)では高崎市在住の方を対象に、1,000名限定でメイン会場での観覧できる体制が取られるとのことです。
高崎HANABIコンクールの観覧スポットはメイン会場にあたる道の駅くらぶち小栗の里(高崎市役所 倉渕支所)の駐車場となります。
おおよそ花火を正面に据えて楽しめますが、道の駅の立地の関係上、視界に電線が入ってくるのがやや気になるところ。
一応会場外に見晴らしの良いスポットがあるにはあるのですが、プログラムの読み上げや各種催しも楽しめる道の駅での観覧が無難かなと思われます。
道の駅正面を通る国道406号線で交通規制が敷かれる場合は、そちらでの観覧も選択肢に入ってきます。
コロナ禍における高崎HANABIコンクール(第2回大会)
2021年3月20日に2回目の高崎HANABIコンクールが開催されました。
第2回大会はコロナ禍での開催となったことから、第1回大会から以下の点が変更されました。
- 入場者数の制限(最大4500人程度)
- 入場ゲートの新設(健康状態申告書の提出、検温・手指消毒の実施)
- 観覧会場の拡張
- 密接の回避や飲食場所の制限、大声の禁止
- 接触確認アプリ「COCOA」の登録などの呼びかけ
- 駐車場からのシャトルバスの定期的な消毒および乗員人数の制限
- 大会終了後の表彰式中止
現地における詳しい状況については以下で紹介していますので、気になる方はご一読いただければ幸いです。
>> 第2回 高崎HANABIコンクール開催!万全の防疫体制で元気を届ける(オマツリジャパン)
高崎HANABIコンクールへの交通アクセス
高崎HANABIコンクールのメイン会場となる道の駅くらぶち小栗の里(高崎市役所倉渕支所)までのアクセスにはほとんどの場合において車が必要となります。
主な理由としては以下の通り。
- 高崎駅方面から路線バスが運行されているが本数が僅少かつ、高崎駅方面へのバスは花火が終了する時間帯には既に運行が終了している
- 最寄駅となる北陸新幹線 安中榛名駅からは約13km離れているため、徒歩でのアクセスは現実的ではない
- 近隣に宿泊可能な施設が存在しない
先述の通り、高崎駅から道の駅くらぶち小栗の里へのアクセスはバスを使えば可能ですが、帰りの足がなくなってしまうため、観覧するに当たっては車でのアクセスが事実上必須となります。
第1回大会(2020年)については高崎駅〜道の駅くらぶち小栗の里に直行バスの運行が行われました。
まとめ
本記事では高崎HANABIコンクールの見どころや観覧スポットについてざっくり解説してまいりました。
若手花火師さんが手がけた珠玉の花火作品を堪能できるほか、オープニングとエンディングでは菊屋小幡花火店さんによるワイドスターマインを楽しめるのが魅力となっています。
観覧スポットについてはメイン会場にあたる道の駅くらぶち小栗の里の駐車場が最も無難な選択肢となってくるでしょう。(国道406号線が交通規制が敷かれた際は路上も選択肢になってきます)
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m