写真撮影

花火写真の撮り方講座〜第7章 綺麗に撮影するコツ〜

おーわ
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花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。

花火の写真を撮影するにあたって必要になる知識やテクニックについて、全9章の講座形式で紹介していく本シリーズ。

第7章では花火写真を綺麗に撮影するコツについて紹介していきます。

撮影方法そのものは意外とシンプルですが、花火の種類や鑑賞スキルによってその難易度が大きく変わってきます。

花火写真を綺麗に撮影するコツ

花火写真の撮影における流れはざっくり以下の通りです。

  1. 打ち上がる直前にシャッターを開ける
  2. 花火が打ち上がっている間はシャッターを開け続ける
  3. 花火が消えたらシャッターを閉じる

花火写真の撮影=めちゃくちゃ複雑なテクニックが必要そうに思えますが、実は撮影の流れそのものは至ってシンプルです。

ですが、実際には打ち上がるタイミングや打ち上がってから消えるまでの時間がまちまちなため、シャッターを切るタイミングが難しい(特にスターマイン)のが実際のところです。

単打ち花火

単打ち花火の撮影イメージはざっくり以下の通りとなります。

単打ち花火は打ち上げから消えるまでの流れが画一的で、なおかつある程度ゆったりした間隔で打ち上げられる傾向にあるため、シャッターを切るタイミングは比較的計りやすいです。

単打ち花火の派生系として対打ち(単打ち花火の2ヶ所打ち上げ)がありますが、こちらもシャッターを切るタイミングはほぼ変わりません。

注意点として不用意に重ねないこと。

以下の写真には3発の花火が収まっていますが、実際には単打ち花火(写真中央寄りの青い菊花火)と対打ち花火(写真左右の八方咲の花火)の2つのシーンで構成されています。

しかしながら独立しているはずの2つのシーンが一緒くたに収まっているため、その魅力が伝わりにくくなってしまっています。

単打ち花火はスターマイン(後述参照)と比べてかなり撮りやすい傾向にありますが、それ単体で魅せるために打ち上げていると理解した上で撮影に挑みましょう。

スターマイン

スターマインの撮影イメージはざっくり以下の通りとなります。

撮影の流れこそ単打ち花火と変わりありませんが、大きな違いとして以下の点が挙げられます。

  • 連続的に打ち上がる
  • 打ち上がってから消えるまでのタイミングに共通の法則がない
  • 光量が大きい

それゆえ、単打ち花火よりもはるかにシャッターを切るタイミングが計りにくいだけでなく、露出オーバー(白飛び)などの失敗を生み出しやすいのが正直なところです。

スターマインは複数発の花火がある程度グルーピングされて披露される傾向があり、そのあたりを意識すると綺麗に収めることができます。

スターマインを綺麗に撮影できるかどうかは撮影テクニックに加え、ある程度の花火鑑賞スキルも必要になってきます。

先ほど「スターマインは打ち上がってから消えるまでのタイミングに共通の法則がない」と述べましたが、実際には打ち上げを担当する煙火店さんによって魅せ方にある程度の法則性があるようです。

個人的な経験則になってしまいますが、花火大会(もとい担当する煙火店さん)の特徴を把握すると綺麗に収められる確率が高められるかもしれません。(花火写真の撮り方講座〜第1章 撮影における基本を知ろう〜で「花火について知ろう」と述べたのはそのためです)

自宅でカンタン!撮影のコツを掴む練習方法

より積極的に撮影のコツを掴みたい方は、動画コンテンツを活用して練習を積むのも一つの手です。

動画を活用した練習のメリットとして以下の2点が挙げられます。

  • 現地の臨場感を味わえる
  • 繰り返し練習できる

花火写真の撮り方講座〜第8章 主な失敗例と対策方法〜でも触れていますが、花火写真を綺麗に撮影するためにはある程度の実践経験が必要になります。

しかしながら花火はスナップ写真や花といった日常で目にする被写体とは異なり、撮影の機会が得にくい傾向にあります。

花火写真の撮影は書籍や花火写真の撮り方講座をはじめとしたインターネット上のコンテンツ上でも学べますが、動きのある被写体がゆえにどうしても実践に劣るところがあります。

上記のような理由から、手軽に見れるかつ実践により近い動画を活用した練習はかなり効果的だったりします。

詳しい方法については以下の記事で紹介していますので、合わせてご覧いただければと思います。

>> 自宅でカンタン!花火写真の撮影を練習する方法

まとめ

本記事では花火写真の撮影におけるコツを紹介してまいりました。

基本的な撮影の流れはざっくり以下の通りとなります。

  1. 打ち上がる直前にシャッターを開ける
  2. 花火が打ち上がっている間はシャッターを開け続ける
  3. 花火が消えたらシャッターを閉じる

単打ち花火もスターマインも基本的には上記の流れとなりますが、後者は連続的に花火が披露されるかつ魅せ方がまちまちなので難易度が高い傾向にあります。(このあたりは花火鑑賞スキルにも依存してくると個人的には思っています)

第8章では花火写真の撮影でよくある失敗例と対処方法を解説いたします。

>> 花火写真の撮り方講座〜第8章 主な失敗例と対策方法〜

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花火系散歩屋
花火系散歩屋。関東地方を中心に年間20〜50回の花火を観覧・撮影しながら、各種メディア(SNS、ブログ)を通じて花火の様子をお届けしています。
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